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地震・津波・台風の避難時、持ち物は最低限に!子供連れ必需品はコレ

日々の備えを! 子育て
日々の備えを!
この記事は約12分で読めます。

避難指示がでて、どうすればいいの?
焦る気持ちはわかります。
でもまずは深呼吸。

 

真っ暗ななか、浸水が始まっている?

子供連れで避難しようとしていたら、かえって危険です。

地震で建物が倒壊しそう?

ならばすぐに逃げましょう。

 

持ち物も、むやみやたらに増やしても動きをさまたげます。一次避難は最低限のものにしぼり、両手があくリュックにまとめましょう。

 

子連れで必要となるもののイメージ

1泊旅行で持っていくもの(着替え、軽食、オムツ、ミルク、常備薬など)
+懐中電灯+ラジオ

両手が空くリュックがベスト!

 

まず、落ち着こう

 

災害が起きたからといって、慌てて外に飛び出すのは危険です。

 

私は東日本大震災で、転勤先で被災しました。その経験からいって、パニックになるのが一番危ないと思います。

 

参考 幼児を抱えて東日本大震災で被災!その時…

備えてますか?転勤先で東日本大震災を体験したから言えるコト
「天災は忘れたころにやってくる」。その言葉通りに、東日本大震災はやってきました。転勤族でちょうど岩手県にいたときに被災した経験から、転勤族が備えておくべきコトとモノについてまとめました。小さなお子さんがいるなら、ぜひ!備えてください。

 

報道でもよく耳にしませんか。地震に驚いて外に飛び出したところを轢かれてしまった不運なケースなどを。

 

災害はいつどこで起こるか分かりません。日頃から、子どもと一緒に遊び感覚でシミュレーションすることをおすすめします。

 

テーマパークに遊びに行ったとき。スーパーで買い物をしているとき。習い事に行っているとき。登下校時。

 

それぞれのシチュエーションで地震などが起きたらどうするのか。クイズ形式で子どもに問いかけることで、無理なく意識に残ります。

 

避難訓練も同様ですが、ふだんやったことがないことができません。常日頃から、地震・台風う・津波といった災害が起きたときはどう動けばいいかを考えておくこと。

 

具体的に考えていくことで、足りないものが見えてきます。

地震・津波・台風での避難の判断は?

自宅で被災した場合

地震や台風で、いつ避難したらよいものか判断に迷うことがあります。揺れているときや、暴風雨のピークのときは避けます。また、暗くなってからだと蓋の空いたマンホールや水路に落ちるおそれがあるので止めましょう。

 

避難行動の判断基準とすべきは正しい情報です。大震災ではまことしやかなデマが、どこからともなく発せられました。

 

不安な気持ちになっていると、藁にもすがる思いで飛びつきたくなります。ですが、誤った情報をうのみにしてしまうと危ないです。

 

基本は、停電時でも聞ける電池式のラジオ。

 

手回しや太陽光充電は一見便利そうです。でも、実際の震災時には使い物になりませんでした。
疲れている時に10分まわすのだってしんどいです。そして、つけっぱなしだからすぐにまた手回ししなくてはならなくなる…。

 

太陽光も、すぐに使いたいのに充電までの時間がかかります。昼ならまだしも、夜だったら意味がありません。手回し機能はついていても、あくまでサブ!わが家ではメインは電池式にしています。

 

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車載テレビやスマートフォンのラジオ・テレビでもいいです。

 

情報を得る際には、行政や消防署などの公的なところからと心がけてください。SNSも情報源として生の情報が広く入手できます。ただし、不正確な噂やデマも過去の災害で毎回流れています。利用には注意を払いましょう。

 

災害発生時は、気が動転して興奮状態です。ケガをして血を流していても、他人に指摘されるまで気づかないこともあります。地震の場合はいったん揺れがひと段落したら、家族やまわりの人にケガはないかお互い確認を。人的被害の確認が終わったら、家の中の状況チェックです。

 

台所で火は使っていないか。暖房のスイッチは切ってあるか。ドアは開くか。

 

大地震では建物が歪みドアが開かなくなることがあります。落ち着いたら、避難経路を確保するためにドアを開けておきましょう。床に割れたガラスなどが散乱していれば、歩く際に注意を。家の中でも靴を履いていた方が安全です。

 

避難の際にケガをしていると、行動が制限されます。細心の注意を払って、できる限り負傷しないように!

 

家族と室内の状況を確認したら、外に出て周辺の様子をうかがって。倒壊している建物がないか。火災が発生していないか。目だけではなく、耳、鼻を使いましょう。煙くささや異音がしたら、ラジオで情報を確認します。

 

会社・学校で被災した場合

都市部では帰宅難民に

都市部では帰宅難民に

 

夫は平日職場にいることが多いでしょう。

 

特に、都市部に会社があるのならば無理に避難するのはかえって危険です。地震や台風の被害があれば、駅や周辺道路も混雑します。大きな火災や建物の倒壊の恐れもあります。会社の建物内で待機していた方が、二次災害に巻き込まれる危険は少なくなります。

 

実際、夫が東京勤務のときには自宅まで電車で1時間弱の距離。フルマラソンが趣味の人なので、歩いて帰ってくること自体はおそらくできたでしょう。災害時の徒歩帰宅用のマップもあるくらいです。うちのように電車で小一時間というような距離でなければいいでしょう。

 

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しかし、頭上から物が落下してくるかもしれません。人もあふれています。やはり徒歩帰宅は最後の手段です。夫と職場で震災に遭った時の対応を決めておくと、連絡が取れない時に余計な心配をしないで済みます。

 

東京勤務時代は、職場に防災用の備えがありました。ですので、有事には落ち着くまで帰ってこなくていいことに決めました。居場所が分かっているだけでも不安は減るものです。

 

園や学校に通う子どもならば、学校の判断にゆだねます。

 

2016年の鳥取中部地震の時には、子どもは鳥取の小学校に通っていました。電話はすぐにはつながりませんでしたが、30分後くらいで一斉メールが届きました。内容は、児童の引き取り要請です。私は自宅にいたので、メールから20分以内に引き取りに行けました。後で話を聞いたところ、最後まで誰も家族が迎えに来なかった児童もいたとか。

うちでは20分待たせただけで子どもに文句を言われました。
誰にも迎えに来てもらえなかった子は、さぞや心細かったと思います。

 

 

仕事があれば、すぐには対応できないこともあります。

 

ただ、災害の際に学校から引き取り要請があるということは知っているはずです。仕事で両親が行けないときはどうするか。家族で話し合う機会を持っておけば、親や知人に頼むなりできます。しつこいようですが、事前の備えが大切です。

 

 

避難をする前に

阪神・淡路大震災の死因の1割が焼死


地震での避難では、火の始末を確実にすることが大事です。

 

阪神・淡路大震災では地震もさることながら、火災で亡くなる人が多かったのです。コンロや電気ストーブはもちろんのこと。避難の前にはブレーカーも落とします。倒れたままの暖房器具にスイッチが入ったままのものがあると、通電後火災となる恐れがあります。

 

ガスの元栓も閉めます。ガス管に亀裂が入っているかもしれません。その際には復旧時にガス漏れが起こり爆発するかもしれません。火をつける前に、異常がないか確認してください。

 

震度5以上ではマイコンメーターが感知し、停止するようにはなっています

 

安否の伝言

避難する際に、避難先や家族の安否情報を玄関に貼り付けておく。一般的にはそうしようとされています。

 

ただ、これは状況によると思います。ご近所さんとのつながりが強い地域や、家族と連絡が取れていない状況ならば有効だと思います。転勤族で、家族の安否が取れているのなら無理にしなくてもいいです。

 

世知辛いのですが、メモを貼ることで不在を物取りに教えるようなものです。長期間避難する場合などは別ですが、状況に応じて検討してください。

いざ避難!安全に避難するために

一次避難のポイント

防災について学んでいくと「一次避難」「二次避難」とうワードが出てきます。簡単に言うと、こんなところでしょうか。

 

一次避難=生き延びるための対策
二次避難=生き残った後の対策

 

災害に備えるというと、あれもこれもと必要な気になってしまいます。あれです。

 

初めての妊娠で、育児冊子を読んでどれも必要に思えてくる心理といっしょです。実際の場面では、使わなかったもの、なくても差し支えなかったものが盛りだくさんですよね。

 

防災でも同じです。一次避難で本当に必要なものは限られます。

 

一次避難用の持ち出し袋の中身

 

子連れならばなおのこと持ち出し袋の中身は厳選しましょう。荷物は軽く、持ちやすくすることがポイントです。

 

用意して満足するだけでなく、子供の手を引いて抱っこしたうえで実際に持てるかどうか確認をお忘れなく。私は欲張ってリュックが重すぎとなり、子どもの抱っこは無理でした。
その後中身を見直して軽量化しています。

 

避難する時のポイント

・安全な服装(長袖長ズボン・底の厚い靴・軍手)
・リュックは10キロ程度
・両手はあけておく
・赤ちゃんは前抱き(目が届くように)
・歩ける子はリュック、防災ベストを

※防災ベスト

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大人なら釣り用ベストで3000円くらいであるのですが、子ども用はちょっと高めのものが多いです。
お気に入りの小さなおもちゃやおやつ、小さめのペットボトル、下着やパーソナルカード(連絡先、アレルギー)などを入れておきます。

市販のものを参考にして、手作りでもいいですね。動きやすくてずっと身に付けられるので、子どもには必需品です。

 

中身については、最低限必要になるものにプラスするのが正解な気がします。私のように欲張りすぎても重くて移動できません。足りなくても意味がありません。

 

防災士が選んだ厳選グッズの防災セットがあります。軽さにこだわり、3日間生き残るためのものです。




防災士厳選の防災グッズ39点セット

 

これに、自分たちに必要なものを加えてください。身近に防災用品を取り揃えている店があり、買いまわる時間があるのならば、これらを参考にして自分で買いそろえても大丈夫です。

 

 

震災後、1年くらいは自分なりに防災のことを調べまくっていました。そのなかで、ほとんどふれられていなかったのが不思議なのですが、救急処置のための本のことです。

 

非常時の止血方法や、やけど、骨折の際の対応方法。医療系に従事している人以外は、気が動転しておろおろするだけです。

 

ネットで調べようと思っても、非常時こそスマホやPCは使えません。なので、私は非常用リュックには応急処置の本を1冊入れておくようにしています。心肺蘇生とか心臓マッサージ。一度は教わったものの、いざとなると不安です。紙ベースのすぐみられるものは必携だと思います。

 

私が持っているものは古いのですが、リュックにはいるコンパクトなサイズがおすすめです。
最新のもので好みのものを探してください。

 

後でと思っていても、「後で」はいつまでたっても来ません。思い立ったが吉日!お守り代わりの1冊は備えておいてください。

 

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こんな感じで持ち歩けるものが、避難先でも役立ちます。

 

非常用袋に救急手当本を

 

持病があれば、常備薬。コンタクトならば予備の眼鏡とケアグッズ。赤ちゃんがいるならば、ベビーフードやミルク、哺乳瓶。オムツやおしりふきといったところです。母子手帳もあった方がいいでしょう。

 

ちなみに、母乳派でもストレスでなくなることがあります!防災の面からは粉ミルクを飲ませる訓練もしておいた方が安心です。

 

二次避難で備えておくもの

二次避難は、しばらく続く避難生活で必要となるものです。自宅が倒壊などしなければ、避難所から帰宅してライフラインがストップしたなかで生活することになります。

 

これは、東急ハンズやホームセンターに行けば該当するアイテムがたくさんあります。

 

私は個人的にこういうものが好きなので、つい買ってしまいます。一時期はレーションにハマっていました。ミリタリー好きの人しか分からないですね。スミマセン。

 

ですが、大切なお金を無駄に使わなくても大丈夫です。備蓄に特化したものは便利です。ですが、日用品を少し多めに買い置きしておくだけで事足ります。

 

昔は、乾パンなどよく買い置きしていました。ですが、非常時に喉を通りませんでした。美味しいパンなどもありますが、高すぎます。そして、非常時こそ食べ慣れているものがありがたいのです。「ローリングストック」という言葉で検索してみてください。

キーワード
検索

備えておきたい物は家庭によって異なります。

 

食品・水・常備薬・乾電池・簡易トイレ…。

 

判断基準は、半月買い物に行けなくても大丈夫なくらいの備えがあるかどうか。

 

ぜひとも、年に一度は家族会議をしてみてください。

 

防災について、こちらもどうぞ。

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