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才能を伸ばし役立つのは水泳?英語?習字?人気の子供の習い事徹底解明

子育て
不動の人気、スイミング
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不動の人気、スイミング

 

子どもを育てていれば、習い事をどうするか考える時期がきます。
習い事といっても、運動系や勉強系などその種類はさまざま。

今回は、初めて習い事をしようと考える親子向けに、人気の習い事5つのメリット・デメリットを自分の体験を絡めて書いてみました。

■水泳(スイミング)

水泳のメリットは?

言わずと知れた人気独占の習い事が水泳です。
男女を問わず、運動系の習い事の中では真っ先に候補にあがります。
その人気の理由はいくつかあります。

・体力が付く

・心肺機能が高まる

・肌が丈夫になる

・万一の場合に備えて

・水泳の授業で困らない

子どもにとってのメリットが多くなっています。
さらに、実際に通わせてみると、親側の利点もあり続けやすいのです。

我が家でも幼稚園からスイミングスクールに通わせています。
たいていのスクールでは複数のルートで送迎バスが出ていますよね。
幼稚園児は難しいかもしれませんが、小学生にもなれば子どもだけで通ってくれます。

料金も月謝制で明朗会計。
大会こそありますが、参加は任意です。
ピアノやバレエのように、発表会への参加が必須だと金銭的な負担もかなりものです。衣装にお花、会場費。ママ友からその額を聞いた時点で、ウチでは辞めようと思ったくらいです。

自主練習がいらないことも助かります。
夏休みなど、遊びがてらでプールや海で泳ぐことはありますが、習い事のために練習時間を取る必要はありません。
学年が上がってくると、帰宅時間も遅くなり勉強にとられる時間も増えてきます。家庭練習がいらないというのは、続けやすさにつながります。

道具が少ないのもありがたいです。
転勤族は荷物を増やしたくありません。
かさばる楽器などとは違い、いるものといえばせいぜい水着と帽子、ゴーグルとタオル程度。

転勤族にとって、教室を変更しても続けやすいということも大きなメリットです。
チームプレイの運動系習い事や、集団で行うダンスや合唱などは、なかなか途中から参加しにくいもの。
水泳ならば、個人競技です。施設や指導者が変わっても、たいして影響は受けません。

実際のところは?

人気のスイミングですが、実際に通ってみて効果はいかほどでしょうか。

体力づくりという観点からは、幼稚園児くらいであればあまり成果は期待できません。
見学などで、一度ベビークラスや園児クラスの様子に立ち会えば一目瞭然です。
時間の大半は水遊び。
水に親しみ楽しむことを目標としているのですから、さもありなん。
本人が楽しそうならそれでいいのですが。

小学校になると、クロールや平泳ぎなどの種目に入っていきます。
列をなして一人ひとり泳いで、指導を受けるため待ち時間が長くなります。
先生に対して生徒の人数が多すぎると、待ち時間ばかり増えて体も冷えてしまいます。
練習できる時間も短くなるので、クラス編成については入会時にしっかり確認を。

人数が多くなく、1回の練習時間が十分に取れていたとしても、週1回では正直あまり上達は望めないでしょう。
3回となるとほかとの兼ね合いが出てくるので、週2回がちょうどかな。
今通っている教室でも週2回が主流派です。

結論として、運動する習慣がつき水泳が好きになったので満足です。
大人になっても、会社帰りに短時間でできるスポーツって意外と少ないです。
将来の暮らしの質を上げる選択肢を増やせたのは、親として正解だったと感じています。

私がよく通っていたスポーツクラブでも子供のスイミングスクールがありました。隣のレーンを使用していたので様子はよく知っています。
ベビーから幼児クラスのスタッフはほぼ期間限定のアルバイト。
幼児もプールの水を飲みまくりだったり、脱走するのを追いかけたりでレッスンは賞味15分くらいだったような…。
ベビークラスは、費用対効果は少ないなと思った次第です。

自分の子は年長から別の施設に通わせました。
3カ月しないで泳げるようになり、小学校にあがり4泳法も習得出来ました。
高学年になると、帰宅時間も遅くなり塾に通う子も増えてきます。
あと1年は週2で続けますが、そろそろやめる子も増えてきます。

そうしたことからも、やるならば幼稚園~小学校低学年くらいがメインの時期でしょう。

ピアノ、音楽教室も根強い人気

■ピアノ・音楽教室

音楽教室のメリットは?

ピアノを代表とする音楽教育は、昔から習い事の定番です。
習い事の決定権は母親にあることが多いでしょう。
となれば、母親がやっていた、もしくはあこがれていた音楽を選択することは自然です。

・何かひとつ演奏できる楽器があると人生が豊かになる

・音楽を楽しめる豊かな人人間になる

・ピアノで指を動かすことで知能も発達する

・ピアノを習わせているというステイタス

子どもは歌ったり、楽器で音を出したりすることが好きです。
入学後も楽譜が読めピアニカなども余裕でこなせることで、自信にもつながります。
音感もつき、人生の楽しみの幅も広がります。
集中力がつくという副産物も期待できます。

ただ、ひと昔前ならいざ知らず、今はピアノを習わせているからといって一目置かれる時代ではありません。
それでも、リビングのピアノを流ちょうに奏でる我が子…、やっぱり素敵ですね。
ただ、転勤族の場合は引越しに向かないピアノが必要となるので、ハードルは高めです。社宅住まいのときにも必ず1人か2人はいらしたので、無理ではないでしょうが。

実際のところは?

一番大変なことは、自宅での練習です。
我が家の場合は、幼稚園で降園後に行っているカジュアルな教室だったのでたいした負担はありませんでした。

多くの教室では、次のレッスンまでに課題が出されます。
クリアしないことには次の段階に進めません。
練習が嫌いな子だと負担になります。
特に、グループレッスンの場合、ひとりだけできないから進まないという訳にはいきません。

子どもの性格に応じて、グループレッスンにするか個人指導にするかという問題もあります。
幼児期は大手の音楽教室のグループレッスンの方が無難です。
友だちといっしょに通い、遊び感覚でレッスンできるので自分から行きたがってくれます。
広く浅く、多方面から音楽そのものも楽しみ方に目覚めさせてくれるというのが幼児期にはその後の人格形成に大きな影響を与えます。

転勤族にとっては、新天地でも系列の教室があるので指導方法にも戸惑うことがありません。

ただし、子どもの性格によっては、グループレッスンだとまわりの上達ぶりに気後れしやる気をなくす場合もあります。
我が子の特性を見極めて教室選びを。

また、発表会やコンクールへの参加費や衣装代、先生へのお礼や楽譜代など、クラスが上がるごとに出費は増えていきます。

女子の憧れ、バレエ

■ダンス・バレエ

ダンスのメリットは?

ここ数年、ダンスが習い事として一気にメジャーになりました。
スポーツクラブのレッスンでも、ダンス系で種類が10本近くありますよね。
小学校の授業で取り入れられるようになったことが大きいのでしょう。

その影響で、ダンスを習う割合が多い小学生女子の体力は右肩上がりだという報道もありました。
ダンスの魅力は何でしょう。

・ジャンルが豊富

・月謝が高くない

・ママも楽しい

・発表の場が多い

ダンスにも、ヒップホップやジャズダンス、チアリーディング、フラダンスなどその種類は多岐にわたります。
珍しいところでは、よさこい踊りを習っている子も。フラやよさこい、チアリーディングは母親がやっている流れでこどもも始めるという流れがあります。

キッズダンスは全般的に地域のイベントでも引っ張りだこで、手軽に舞台に立つ経験ができます。

我が家の場合も、幼稚園時代に近くのダンススクールに通っていました。
先生がもとTDRのダンサーで、厳しくも愛情あふれる指導で大人気。
(関係ない話ですが、千葉にいたころはスポーツクラブのインストラクターにもTDR出身者が数名いました。千葉はTDRの支配下にあるのでしょうか)
入って半年もしないうちからお祭りなどで舞台に立つことができました。
衣装もママたちで相談して決めて、学園祭のノリで楽しかったですね。

月謝も高くはなく、発表会での出費もバレエほどではありません。
続けやすさという点からも、まだまだ人気は衰えなさそうです。

バレエのメリットは?

かわいいレオタードや華やかな発表会。
姿勢も美しく、指先までしなやかで優雅な身のこなしが身に付く…。

女性ならば一瞬は憧れる世界です。
小さな子がかわいらしい衣装で音楽に合わせて踊る姿は、見ている親も幸せな時です。
バレエのメリットは次のようなものです。

・優雅、華やかで楽しい

・母親も憧れていた世界を体感できる

・姿勢が良くなる

・身のこなしが美しくなる

・音楽への感性が深まる

親子ともどもここまで楽しめる習い事はなかなかありません。
柔軟性や運動能力も身に付きます。
音楽への感性やリズム感にも良い影響を与えます。

実際のところは?

ダンス、バレエとも、華やかで親子で楽しめる習い事です。

ダンスはレベルが上がっていくと自分に合う先生探しや教室の問題がありますが、費用もそれほど高額ではなく続けやすいです。
大人になっても、何かしらのダンスを趣味として再開することも難しくはありません。

バレエ教室では、一番のネックは費用の高さ。
月謝は1万円以内ですが、問題は発表会。
参加費や衣装代、写真代など合わせると10万円を下りません。
送迎や見学、集金などの当番でママの負担もあります。
やるからには、ある程度の出費を覚悟すること。

■英語・英会話

英語・英会話のメリットは?

数年前までは、3歳前に英会話を始めないと正しい発音は一生身に付かないと喧伝されていました。
英会話教室に通わせることが一種のブームだった頃です。

それが最近では、週1回のレッスンでは到底ネイティブのような発音を習得することは難しいと周知されています。

それをわかっていて英語を習わせる意味は何か。

 

・英語への抵抗感をなくす

・英語が好きになる

・異文化コミュニケーション能力を付ける

・異文化にふれられる

 

将来的なことを考えると、英語は不可欠です。

早くから始めることで物おじせず、のみ込みも早くなります。
発音や聞き取り能力も育ちます。
教室によっては夏休みのキャンプやハロウィン、クリスマスなどの年中行事で異文化を体感する機会にも恵まれます。

小学校での英語が必修化も始まっています。
今後、文科省ではさらに低学年化を進めていくことでしょう。
研究校に指定されているような学校であれば、もう低学年から英語を取り入れているところもあります。
そうした小学校に通学中ならば、授業も楽しく自信を持てます。

実際のところは?

週1回のレッスンではネイティブのようには話せません。
小学校で始まっている英語の授業も、ふたを開けてみれば高度なないようではありません。
少なくとも、英会話教室で補わなければならないというレベルではないことは確かです。

教室のレベルに応じて、月謝も高くなります。
ネイティブの講師だと1万円前後でしょうか。
加えて、お楽しみのキャンプなどのイベントや教材費にかかるお金もあります。

幼児期から通い始めても、歌やダンスの時間が多くコスパは良いとは言えません。
学習効果を期待するならば、小学校4年生くらいからでも十分間に合います。
いずれにしても大事なことは継続することです。

習字は生涯役立つ!

■書道・書き方教室

書道・書き方教室のメリットは?

華やかさこそないけれど、続ければ確実に上達し生涯役立つのが「書道」。
勉強系の習い事の手始めとして習字を選ぶこともあります。

 

・字が上手くなる

・月謝が安い

・小学校の習字で自信がつく

・落ち着きがでる

・月謝が安い

・家での練習が不要

 

小学校でも大人になってからでも、役に立つことが強み。
成長するにつれて、習わせて良かったと実感できるはずです。

学校でも、小学3年生から中学3年生まで書写書道は必修科目です。
私も参観日などで学校へ出向いたときに、掲示された書道の作品を目にします。
やはり、上手い子は目を引きます。
宿題などで課されることもあるので、得意であれば子どもの自信につながることでしょう。

月謝も安く、家での練習も基本的に不要なので親の負担も少なくなっています。
幼稚園児であれば、入学前にひらがなも習得できます。
早くから始めることで礼儀も身に付き、落ち着いて座っていられるようになることも期待できます。

実際のところは?

始めやすく費用も負担も少ない。
さらに実用的となれば、最強の習い事のようにも思えます。

実際のところはどうでしょう。
基本的にはデメリットはほとんどありません。

あるとすれば、あまり早くにスタートさせないということ。
幼児のうちだと、文字そのものをまだ覚えきっていません。
一定の時間、じっと座っていることも子どもによっては苦行です。

隅や墨汁の管理を自分でできないうちは、洋服も墨だらけで後始末も大変です。
個人差はありますが、年長から小学校低学年くらいまでに始めることを進める先生が多いです。

あと、こればっかりはしょうがないのですが、左利きの子は不利です。
義母が習字の先生なのですが、左利きの生徒にはどうやっても教えられないと言っています。

 

また、転勤族ならではの注意すべきポイントがあります。
転勤の可能性があるのなら、最初に読んでおいてください。

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以上、ワタベユキエからでした。

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