備えてますか?転勤先で東日本大震災を体験したから言えるコト

転勤・引越し
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転勤族こそ非常時の備えを!

災害への備えを!

 

転勤族の皆さん、いざというときの備えはしていますか?



防災リュックは用意しているという人も、最後に点検したのはいつか覚えてます?
飲料水は何日分備えていますか?
そもそも、災害レベルに応じての避難先と家族の集合場所を決めている人は少数派ですよね。

 

私も雑な性格です。
起きるかどうかも分からないことに備えるなんて面倒でしかたありません。

 

でも、コトが起きたら待ったなしです。
避難所に行けば何とかなるだろう、給水車が来るだろうなんて幻想です。

 

現役世代ならば、体力もあります。
食べ物や飲み物も、そこらにあるもので済ませても乗り切れるかもしれません。

 

問題は子どもです。
乳幼児であれば食べ物だって手に入らなくなります。
離乳食も作れないし、レトルトも冷たいまま食べさせることになる。
暖房も火の気もないなかで、冷たい食べ物をお腹に入れ続ける。
当然体調を崩しますが、病院の再開のめどは立たず…。

 

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2011年3月11日の我が家

親の恐怖は伝染する

その日は冬に逆戻りしたような底冷えのする日でした。
私は結婚して2度目の転勤。岩手県の盛岡市で社宅を住まいとしていました。
子どもはまだ2歳で幼稚園には行っていません。

 

地震の始まりはドンと突き上げるような揺れ。

ちょっと大きいなと驚いて、子と顔を見合わせます。
おさまる様子もなく巨人が建物をゆすっているような揺れがいつまでも続きます。
テレビが切れ明かりも消えました。
台所では食器や物が断続的に落ちて派手な音を立て身をすくめました。
ここで、ようやく普通の地震じゃないと気が付きました。

 

取りあえず窓から離れ子を抱え落ち着こう深呼吸。
揺れが収まらないと子が怖がるかもしれません。

倒れそうなテレビをおさえながら、わざと揺らしたり高いたかいをしたりしました。
遊びの延長だと思わせたかったのです。
本当は自分も怖くてそれどころではありませんでした。
ですが怖がったら負けだと気を強く持ちました。

 

基本は自宅で様子見

 

電気・ガスが止まると何もできない

それからは、余震が続くなか同じ社宅の方と安否を確認しあったり、夫らの会社に連絡をとったりであっという間に時間が過ぎていきました。

 

時折消防車のサイレンが響きますが、街は静まり返って人気もあまりありません。
心配そうにあたりを見回す人。
ちょっと話をしてみるものの、情報が少なすぎて帰って心配をあおります。

 

夕方頃にようやく夫が帰宅して、いくらかは安心しました。
ただ、車のテレビから流れてくるニュース映像は現実離れしすぎていて、全く理解できませんでした。

3月といっても本州でも最低気温を記録するくらいの盛岡です。
電気もガスも止まった震災当日の夜は雪もちらつき、暖房のないなかで毛布にくるまって震えながら眠れぬ夜をやり過ごしました。

 

子には手遊びや絵本を読んで気を紛らわせました。
実際のところは、子どもの相手をすることで大人が正気を保てたというところかもしれません。

 

病院・スーパーは開店のめど立たず

金曜日だったので、土日は近所の被害状況や病院、店舗の営業状況を見てまわりました。

 

被害は内陸なのでそれほどではありませんが、病院やお店は開いていません。
重症患者は大きな病院で見てくれるらしいとのうわさは入ってきました。
邪や腹痛くらいでは診てもらえません。
手持ちの市販薬でなんとかするしかないのです。

 

幸い体調を崩すこともなく、ラジオもありました。
冷蔵庫にも数日困らないくらいの食料がありました。
幼児がいて買い物に苦労するからと、買い置きが多めだったことも幸いしました。

 

この後スーパーなどは一週間後くらいから徐々に再開するのですが、一気に通常営業ではありません。
1時間並んでようやく1人5点までなどと制限付きです。
もちろん置いている商品も、カップ麺やバナナなど簡単なもののみ。
飲料水も同じです。

 

そもそも、幼児連れでは長時間並べません。
オムツもながらく手に入りにくかったようです。
たまに売っている店があっても、カートに山のように積んで買い占める人がいて…。

 

給水車はいつどこに来るのかさっぱり分かりません。
もし出会うことができても、容器をどうするか。
配布していることもありますが、台車などなければ大して運べません。

 

宮城の知人で食事の配給を受けた人がいます。
かなりの時間並んでいただけたのはちくわ1本だったとか。

 

この後1カ月くらいはガソリンも枯渇しました。
入荷の予定もないのに、スタンドにはどこからか噂を聞きつけた車が何時間も並んでいる光景が見られました。
なかには排ガスで亡くなられた不幸な事故もありました。

 

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震災が起きたら今あるものでしか対処できない

だらだらと書き連ねましたが、言いたかったのはコトが起きたらなすすべがないということ。
手持ちのカードで何とかするしかないのです。

 

小さい子がいるのなら、なおさらです。
夫がいる人でも、仕事があれば皆さん出社してしまいます。
お母さんは自分の手で子どもを守らなければなりません。

 

確かに、周囲に助けてくれる人もいます。
行政でも手を差し伸べてはくれます。
それでも、すぐに援助はきません。

 

最初の1週間は自助努力で乗り切れるようにしないと、後悔します。
乳幼児がいる人だけでも、すぐに用意して欲しいです。

 

 

冷蔵庫の常備菜があると助かる

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ライフラインがストップしても基本は自宅

災害の報道で映されるのは、大きな避難所の様子ばかりです。
自宅が被害に遭っていなければ、家にいるのが基本です。

 

家にいるからといって、生活が問題なくできているわけではありません。
幼子やペットがあれば避難所に行くのも気後れすることもあるでしょう。
赤ちゃんがいれば授乳スペースの確保という問題もあります。

 

物流がストップしても家庭で備えがあれば、慌てずに回復を待てます。
無理して行列に並ばなくても自宅で1週間は生活できるように備蓄を用意しましょう。
理想としては、季節や子どもの成長に合わせてチェックすることです。

 

震災については、今後もう少し続けて書きます。
我が家も軽い被災ですが、罹災証明書でました。

 

岩手の友人は家を流されました。
実家も軽めに被災しました。

 

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必ず知っておきたい行動についてまとめました。

 

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防災がらみでは、公的な書籍でとても良いものがあります。
平成27年に東京都から刊行された『東京防災』を知っていますか。

 

30年以内に70パーセントの確率で予測されている首都直下地震。
これに備えるために、東京都が制作し都民に配布したものです。
内容の濃さと的確さに人気となり、一時期は品薄でネットで高値がつくほどでした。
いまではすっかり落ちついて、格安で購入できます。
pdf版は無料で見られますが、ページ数が多く備えておくことを考えると購入するのが現実的です。
1冊、非常用待ちだし袋に入れておきましょう。

 

 

非常用袋を備えていない人は、平時に注文しておきましょう。
いざ災害が起きると、被害のない地域に住む人がこぞって買い求めるので品薄になります。
何もない時こそ備えましょう!