ふるさと納税を利用して3年目のわが家。あちこちの自治体に申し込み、大失敗…とまではいかないものの、知っておけば避けられたミスがいくつかあります。
なかでも、12月になるとふるさと納税の駆け込み需要が増えます。申し込みが多くなればトラブルも増えます。
これからふるさと納税を駆け込みで申し込むときの失敗しないためのポイントを、実体験からお伝えします。
12月はふるさと納税の申し込みが殺到

ふるさと納税で人気の都城(都城サイトより引用)
ふるさと納税は1月から12月まで、いつでも好きなタイミングで申し込むことができます。果物などの季節商品で、申し込み期間が限られているものも例外的に存在しますが、基本は自由です。
にもかかわらず、毎年申し込みが殺到するのが決まって12月。人気の自治体のサイトをのぞくと、お得感のあるものや年末年始のご馳走にちょうど良さそうな返礼品は軒並み品切れというのがもはや風物詩です。
これは、寄付の上限が年収に応じて決まるからだと一般的には言われています。ですが、これは実際にやっている立場からするとはなはだ疑問です。確かに、給与以外の収入がある場合や、自営業ならば12月くらいにならないと、年収がはっきりしないという事情もあるでしょう。ですが、給与所得者ならばそこまで毎年大きく年収が変動することもないように思えます。ましてや、締め切り間際に限度額いっぱいに枠を使おうと思わなければ、関係ありません。
言ってしまえば、秋くらいまでに7,8割に押さえておいて、12月に最終調整すればいい話です。ネットや新聞雑誌の見出しだけ見て、「12月にみんな申し込むんだ!」と思い込んではいけません。
サラリーマン家庭の私からすると、12月はほんの最終調整用に数件残しておくくらいがこの後説明する事情からもおすすめです。
12月はふるさと納税の返礼品は品薄

バラエティセット(都城サイトより引用)
やっている方はお分かりだと思いますが、12月にもなると還元率の高い返礼品は軒並み品切れになります。私もよくやるのですが、探す時間がもったいないので自治体の人気ランキングから選ぶのですが、それもほとんど品切れ。都城市などは顕著ですね。「これ!」と決めたものがあるのならば、悪いことはいいません。秋口までに申し込んでおいた方が後悔しません。
参考 国が認めた還元率ランキングを逆手に取る!

また、時期的なこともあって、おせちやちょっと高級なお酒、ランクの高い牛肉やカニ、フグなんかもなくなりがちです。これは気分的なものも関係するので仕方のないことではあります。年々早くなる年末年始商戦に気が急いてしまうのかもしれません。分かっていて踊らされるのは楽しいので構いませんが、1つ覚えておきたいのが「配達時期を指定できないこと」。
例外的に、大まかな配送時期を指定できる自治体の返礼品もあります。
参考 山形寒河江市のお米は、配送時期を選べる!

大半はこちらに届く時期を選べません。長崎県平戸市の鮮魚などは、数年前は届く前に連絡をいただきました。海がしけて漁に出られないときもあるので、そうした際にも連絡をされているそうです。それはそれで、ライブ感があるので好きです。
ともあれ、日時指定ができないということは、せっかくの年末年始に間に合わないということもあり得ます。早く届くこともあります。年末はお歳暮やらお土産やらで、それでなくても食料をいただくことが増えます。日持ちのする返礼品を選べば問題がないのです。でも、ついついおいしそうなものに目がいってしまうのです。…私のことです。お互い気をつけましょう。
12月のふるさと納税は事務処理も混みあうので時間がかかる
事務処理の件は、なぜか言及しているサイトが少ないです。ですが、個人的にはかなり重要視します。だって、税金が控除されるからお得な制度。事務処理で何かしらの手違いがあって、上手く制度が適用されていなければどうなるか。単に割高なお取り寄せをしただけで終わってしまいます。地方自治体への寄付にはなっているので意味がないことはないのですが、本意ではないですよね。
ワンストップ申請の制度ができてから、基本的には難しいことはなくなりました。返礼品の申し込みは電話や郵送、窓口(和歌山の田辺市でやっていたと思います)、インターネットなどがあります。楽天などを通じてカード決済で申し込めば、基本はネット通販といっしょです。確定申告をしないサラリーマン家庭ならば、あとはワンストップ申請用の書類を返送するだけで手続き完了。簡単です。
ただし、12月は何度も言っているように込み合います。ふるさと納税専任の部署やスタッフを置いていない自治体だと、混乱していることもあります。来るはずの書類を送り忘れていたり、処理し忘れていたり…。ほぼないことではありますが、自衛しましょう。年末はやることが多く、ふるさと納税も申し込んで返礼品が来たらそれですっかり終わったと思いがちです。自分でしっかり手順を確認しましょう。
参考 ふるさと納税で失敗しないためのポイント

大阪府泉佐野市はネット上で、ワンストップ処理の状況を確認できるシステムをつくったそうです。
参考 泉佐野市はふるさと納税の還元率ランキング上位常連

これ、ほかでも取り入れて欲しいと切に願います。ワンストップ申請受理のお知らせは、自治体によってまちまちです。封書もあれば、メールもあります。なかには、お知らせなしのところも。統一して欲しいんですよね。
何にしても返礼品は年内の申し込みの締め切り、ワンストップも年明けすぐが締切です。事務処理に時間がかかることも踏まえて、早めに申し込みましょう。
駆け込み申し込みで失敗しないために

奈半利町の鶏肉、圧巻です
込み合うのは承知の上で駆け込み申し込みをするなら、これだけは押さえておきましょう。
1.支払いにはクレジットカードを選ぶ
私は昨年まで、ふるさと納税の支払いは郵便振り込みにしていました。郵便振り込みにすると、申し込んでから用紙が届くまで、振込から反映されるまでのタイムラグがでます。10日から2週間くらいですね。12月にこんな悠長なことをやっていたら、間に合わなくなる可能性があります。楽天カードを持っているのなら、楽天のサイトから楽天カードで決済するのがポイントもつき入力の手間も省けます。わが家も今年はほぼ楽天経由です。
2.保存の利くものを選ぶ
毎年失敗しているのですが、残った寄付枠を使い切ろうと一度に何カ所か申し込んでいます。よせばいいのに、たいていは冷凍・冷蔵品。それも、お得で大容量のものばかり選んでしまうのです。結果、なぜか同じタイミングで届いて、あたふたするのが恒例行事です。

お肉とお米が同じ日に届いた…
12月に複数の食品を頼むのならば、飲料や調味料、乾麺などがまちがいないです。
おすすめ お酒は都城・泉佐野がお得





おすすめ 消耗品のお茶も保存が効いて便利

3.ポイント制の自治体を利用
テレビや雑誌でよく言及されます。使い道が決まっていないならば、ポイントにしておきましょうということです。私も2年ほど前に長崎県平戸市に寄付しています。ポイント制なので、焦らずに送られてきたカタログを眺めながら申し込めるので、楽は楽です。ですが、忘れるんですよ! 先方から、ポイント残高を連絡してくれる訳でもありませんし、忘れます。
まとまった額を寄付してポイントにします。忘れないで申し込んだとしても、残ってしまうのです。ポイントが。半端のポイントが気になって、本当は他の地自体を選べたいのに、もったいないからとポイントの残っていることろに申し込んでしまう…。個人的にはおすすめしないなぁ。
12月に駆け込み申し込みするなら楽天経由でカード決済が確実!

かしこく利用して得しよう!
秋くらいまでに申し込むのならば振込でも問題ありません。ただし、今から返礼品を申し込むのならば、インターネット上で申し込みクレジット決済することをおすすめします。郵送や事務処理に時間がかかって、来年度の扱いになったり、ワンストップの申請に間に合わなければ面倒です。確定申告を行えばリカバリーはできるはずですが、よけいな手間をかけないためにも確実な方法を選びましょう。
送料無料の情報が満載!ネットで買うなら楽天市場
ふるさと納税で、検索してください。
いろいろなセットが表示されるので、予算に応じてお好みのものを選びます。
あとはいつものお買い物と同じ手順です。面倒な会員登録もありません。
寄付金に応じて楽天ポイントが付くのも、楽天を使うメリット。
もちろん、溜まっているポイントを寄付金にも回せます!
締切日などは変更の可能性もあるので、あえて記載していません。細かな制度、最新の情報については、疑問があれば必ず大元の総務省のサイトを確認しましょう。インターネットの検索結果で出てくる情報は、個人が憶測で書いているものもあれば、情報が古いものもたくさんあります。
また、サラリーマンと確定申告している自営業者でも、提出する書類なども変わってきます。面倒ではありますが、一度は目を通しておくことをおすすめします。