【3泊4日上海旅行記】小学生の子どもと行く初めての海外旅行ツアー感想

外灘夜景 子育て
外灘夜景
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初めて子どもを海外旅行に連れて行くとなると、心配事も多いもの。

小学生の子どもと一緒に上海へ行った感想です。長いので、目次からご興味のあるところをご覧ください。


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上海旅行ツアーが3泊4日で3万9800円て本当?

 

年も押し迫った12月28日から大みそか31日。帰省もしないことになったので、どうしようかと考えあぐねていたところ、格安ツアーの宣伝番組が流れてきました。

 

地元空港発着で、年末の上海4日間ツアーがたったの3万9800円。自分の地元へ帰省するのだって、年末のこの時期ならば往復の交通費だけでこのくらいに届きます。格安ツアーならば宿泊費に加え、食事までついています。これは利用しなければ損というもの。

 

空室をつくるよりも、安くても旅行会社を通じて大口の契約をとった方がビジネスとしては良いのでしょうね。個人でどこか行くにも、正規に航空券をとるよりも航空券とホテルのパックの方が安いご時世です。制限は多少つきますが、何事も探せばお得はあるものです。

 

ともあれ、正直、行き先よりもお手軽さ優先で飛びつきました。長期休暇に暇をもてあますのは避けたいのです。子どもも小学生になり、公園遊びや近場の遊興施設では物足りなくなってきています。転勤で来ている今の土地も、日帰り圏内の主要な観光スポットはだいたい行きつくしています。年末ともなれば、お友達とも遊びづらい…。ならば、ここはいっちょ海外デビューさせるかと夫と話がまとまったという経緯です。

 

そうは言っても、私も夫もパスポートの期限が切れているくらい海外旅行とはご無沙汰です。写真の撮り直しから子どものパスポートの申請まで、細々とやることがありました。

 

ちなみに、パスポートの写真は自分で撮影したものやお気に入りに写真の持ち込みでも受理されます。試しにと、自宅で撮影した画像をコンビニでプリントし提出したのですが、問題なくパスポートを作成してもらえました。ちなみに、免許証でも写真を持ち込みましたが大丈夫でした。

納得できる写真を使えますし、家族分となれば結構な節約になります。お時間のある方は試してみる価値はありますよ。

 

自分は心配症なので、旅行となるとついあれもこれもと持っていきたくなります。今回も御多分にもれず、モバイルバッテリーや胃薬や風邪薬といった常備薬、寒さ対策のカイロやホテルで休む際の癒しグッズなど、無駄に荷物が増えます。

 

それでも、子どもが小学生ともなれば、ある程度の荷物は自分で持ってくれます。乳幼児のころはオムツに哺乳瓶にバギー、着替えにタオルと山のような荷物。それを全部親が持って歩かなければならないのですから、とてもじゃありません。

 

小学生ともなれば、身の回りのこともある程度自分でできるようになります。今、お子さんが小さくてどこにも行けない…と困っている人も大丈夫。もう少し時間がたてば、親子で楽しくお出かけできるはずです。子どもが小さくて身動き取れない時間は、その最中は永遠にも思えます。それでも、振り返ってみるとあっという間。○年後にどこどこに行くぞ! と目標を決めて今を乗り越えるのもありです。

【長崎空港出発】地方空港はコンパクトで移動がラク!

 

空港行きのバスもありますが、今回は車で長崎空港へ。

 

大村湾のほぼ中程、海岸から約2kmに浮かぶ箕島(みしま)全域を開発することで、1975年5月1日に世界初の海上空港として開業した。(略)

羽田-長崎線は観光客、ビジネス客ともに需要が高く、国内線でも上位10位以内に入る利用客数の多さ。(略)

長崎の歴史的、地理的な背景もあり、地方空港としては珍しく昭和50年 – 60年代から上海(就航当時は中国民航及び日本航空による運航。なお、日本航空は成田からの経由便として運航)やソウル(就航当時は大韓航空による運航)への国際定期便が就航した。また、九州の空港で唯一FAZ(輸入促進地域)にも指定されており、国際航空貨物の物流拠点としての飛躍が期待されている。年間利用客数は、国内2,932,086人、国際76,513人(2014年度)

(引用:Wikipediaより)

 

地方空港ではありますが、観光・ビジネスでの利用が多いので便数も多いです。新幹線ではどうしても時間が長くなるので、飛行機に頼らざるを得ないのでしょう。

 

地方空港ですので、規模は成田・羽田などからしたらちんまりとしたものです。それでも、搭乗口まではるか遠くで移動距離が長くて大変…などということがありません。数年前、羽田から鳥取線を利用したときです。鳥取行きの搭乗口が一番奥なことを知らずにのんびりしていたら、スタッフさんから「走って!」と言われた前科があります…。空港、乗り慣れていないと焦ります。その点、長崎空港は移動距離も短く気が楽です。

 

お土産コーナーでは、長崎の主要な名産品が揃えられていてちょっとした物産展並みです。個人的に大好きな角煮まんも、あつあつを試食させてもらえます。お土産は波佐見の陶器や県内のお酒まであり、何かしら気に入るものがあるでしょう。

 

子どもが喜んだのは、お土産コーナー奥にあるガチャポンコーナー。帰国する外国の方向けに、あまった日本のコインを使い切ってもらおうという趣旨なのでしょう。ですが、うちの子をはじめ、まんまとホイホイされていました。お子さん連れなら、飛行機操縦ゲームやミニ遊具コーナー、展望デッキで時間をつぶせます。

 

荷物を預けて保安検査後、いざ搭乗~上海入国手続きまでは各自で

行きの機内食

行きの機内食

 

慣れている人にはなんてことない、空港での一連の手続き。添乗員さんが同行するツアーならば、何やかんやと世話を焼いてくれます。格安ツアーは安い分、添乗員さんはいません。上海の入国までは自力でたどり着く必要があります。

 

とは言え、決まった流れなので、さして難しいこともありません。それでも、カウンターでの搭乗手続きや出国ゲートでの手荷物と身体のセキュリティチェック、出国審査とやらなければならないことがいくつかあります。初めて、もしくは久しぶりならば軽く事前に確認しておく方が安心です。

 

搭乗しても、機内で出入国カードへの記入やら機内食を食べるやらで、短いフライトはあっという間。ゆっくり機内誌を読む暇もありません。旅慣れた人なら、現地でおいしいものを食べたいからと機内食は断るのですが、根が意地汚いのでつい欲張ってしまいます。

 

行きの機内食

帰りの機内食

 

 

子どもは機内食を楽しみにしていて、英語で「肉か魚か」を聞かれた時のための予習をしていたくらいです。残念ながら、行きの機内食は1種類で選択肢はなし。帰りの便では、希望の肉メニューは品切れでした。前の席から希望を聞いていくので人気が集中すればさもありなん。格安で座席を選べないので仕方ないですね。

 

ちなみに、途中子どもはトイレにも1人で行っていました。ランプが消えたのを確認し、きちんと済ませて帰ってくる際はなぜか満面のドヤ顔。よく分かりませんが、自信がついたので良しとしましょう。

 

名前やパスポート番号、滞在先程度を記入する「入国カード」。

3分もあればかけるものですが、ツアー申込時に旅行会社が代行して入国カードを記入するサービスもあります。ただ、高額です。確か5000円でした。昔旅行会社に勤めていた知人からも聞いたのですが、結構利用する人がいるそうです。家族4人ならそれだけで2万円。豪華ディナーが食べられます。ムダは削りましょう。


上海の入国審査では指紋採取が義務化されていた

 

上海の空港につくと、バスで建物まで移動します。取りあえずトイレを済まそうと並ぶと、清掃員の女性が何やら話しかけてくるのですが、全て中国語。片言の英語も通じません。何とか分かったのは、2階のトイレは空いているからそちらを使ったらということ。親切に教えてくれていたのですね。

 

滞在中に感じたのですが、中国でなかなか英語は通じない! 英語で話しかけても、まくしたてるような中国語で返されてしまうことが多かったです。さすがに、ホテルのフロントや空港職員は単語程度の意思疎通はできましたが。ちょっとでも、中国語を仕込んでおけば良かったなと痛感しました。

 

今回珍しかったのが外国人旅行者は指紋採取されたこと。青い機械にパスポートをかざし、指を1本ごとに登録するという作業が必要になります。なかなか読み取ってもらえなくて、空港スタッフさんに「もっと強く押し付けてね」と教えてもらいました。難しかった。10年ほど前にハワイでもとったような記憶があるのですが、指紋採取する国が増えているのでしょうか。指紋採取は大人だけで、子どもは物珍しそうに眺めていましたっけ。

 

各種手続きを通過し、ようやく現地ガイドさんと合流。あとは基本ガイドさんにおまかせなので、気が楽です。

 

【上海1日目】上海から無錫へ グランドパーク無錫泊

 

初日は移動で終わり

 

上海1日目は、移動日です。

 

午後便で到着が2時過ぎ。時差を考えると、現地時間で3時過ぎ。そこからもろもろ手続きや、無錫への移動で夕方です。平日なので、夕方の帰宅ラッシュにはまったのもあり移動が結構長い。

 

ただ、知らない街の風景を眺めるのはムチャクチャ楽しいです。流行りの車種や人気のあるお店、街の人の服装や話しぶり。無錫というと、何となくのんびりとした地方都市かなと侮っていたのですが、連立する高層ビル、世界企業の支社、教育関連産業の多さなど、予想以上に栄えています。

 

無錫の街を散策するだけでも刺激がある

 

宿泊先のホテルも、繁華街の真ん中で百貨店もいくつか徒歩圏内にありました。中に入っているテナントは、もう日本と変わりないです。中国の地元ブランドもありますが、有名どころはまず手に入ります。日本の食品や化粧品なども、遜色ありません。

 

ただ、面白かったのが日本製の商品も中国名が付けられていること。コアラのマーチやホットアイマスクなどの人気商品が、知らない名前で中国で愛用されていると思うとなんだか愉快です。

 

デパートは夜10時までやってます

デパートは夜10時までやってます

 

接客も愛想がないわけではなく、ごく普通。個人商店ぽいところで買い物をしたときには、何を言われているか分からなかったのですが、「レジ袋はないけれど大丈夫か?」ということを伝えたかったようです。お互い、何とか意思疎通ができた時はうれしく笑顔になるものです。こういう小さな交流が記憶に残るんですよね。

 

夕食は、さびれたホテルのレストランの一角で北京料理。北京ダック付きというふれこみでしたが、うーん。学生時代、私は北京ダックを食べに香港へ個人旅行で行っています。北京ダックにもいろいろあるのですね。まぁ、安いのでついているだけで御の字です。

 

【上海2日目】上海から無錫へ グランドパーク無錫泊

 

グランドパーク無錫は快適でジム・プールもあり

ジムもあり

ジムもあり

 

無錫中山路に面する「グランドパーク無錫(無錫君楽酒店)」に2連泊。毎日ちがうホテルだと、荷物の出し入れでせわしないんですよね。この日の夜も同じ部屋なので、洗面用具や充電器などは置きっぱなしでよいのがうれしい限り。

 

時間に余裕ができた分、ホテル内を軽く見学しました。宿泊者向けにジムがあったので、ちょっとのぞかせてもらうことに。一通りのマシンとフリーウェイト、トレッドミルがあり十分な設備です。隣接して室内プールも用意されています。水着のレンタルもあるので、思い立ったら軽く身体を動かせます。

 

ホテルのプール

ホテルのプール

 

明らかに利用しないと思われる私たちです。それでも、興味深そうにしていたので笑顔で案内してくれたスタッフさん、ありがとう。ツアーじゃなければ使いたかった…。日本と比べても利用料金は高くないです。

 

食事はちょっといいホテルの朝食ブッフェという感じですね。和洋中、バラエティ豊富です。小籠包や餃子などの飲茶のほか、オーダー式の麺があり新鮮でした。好みの細さの麺を指定して、パクチーをどっさり入れて、辛みを足して…と好みに仕上げられるので楽しい!

 

厨房が見えるオープンキッチン方式で、時折高くコンロの炎が上がって気分が盛り上がります。豆浆(豆乳)もあるので、お腹にもやさしいです。中国式にお粥でもいいですね。ついつい食べ過ぎてしまうので、そこだけ注意です。

【無錫市内観光】げん頭渚公園で民謡鑑賞、太鼓周遊

 

食事を終え、指定された時間にロビーに集合しバスで40分ほどの最初の目的地へ。

 

げん頭渚公園

琵琶湖の3倍の面積を持ち、江蘇省と浙江省にまたがる巨大湖「太湖」を無錫から眺めるならここへ。

園内の遊覧船からは、地名の元となった「鼋(首が龍で体がカメの想像上の生き物)」のような形に見える島「太湖仙島」が見渡せる。1980年代に作られたというちょっぴりチープな仏像群も見もの。園内の山の上から広大な太湖を見渡せば心も広くなると言われている。遊覧船込みの入場料は105元。園内にはレストランなどもあるのでのんびり一日過ごすこともできる。

(引用:上海NAVI

 

古来より風光明媚な場所として知られ、知識人や詩人に愛されていたそうです。詩歌のモチーフとしても多く取り上げられているとか。中国の漢詩や三国志が好きな人なら、随所にゆかりのスポットがあるのでいっそう楽しめるでしょう。わが家はあまり中国古典に明るくないので、ところどころしか分かりませんでした。ガイドさんはしっかり説明してくれていましたよ。

 

それでも、予備知識がなくても十分に満足できます。広々とした庭園やおだやかな湖は見ていて気持ちが晴れます。敷地内にはのんびりとわが物顔で闊歩する猫がいて、なんとものどかです。

 

太湖観光につきものなのでしょう。無錫の民謡鑑賞ということで、20分ほど歌と楽器が披露されました。男女の悲恋をうたった内容らしく、後方の電光掲示板に日本語訳が流れるのが観光地らしいです。

歌と演奏

歌と演奏

 

その後は太湖遊覧ということで、地元の観光客の人といっしょに遊覧船に乗り込みます。琵琶湖の3倍の広さを持ちながらも水深はわずか1,2m。観光スポットではありますが、もやがかかっている日がほとんどだとか。この日は幸運にも大気が澄み渡り、遠くまではっきりと見通せました。

 

寒い日だったので船内に留まる人も半分くらい。気合を入れて船上に出ると、えさを狙ってついてくるかもめが10羽ほど飛んでいます。えさをやる人や、缶ビールで上機嫌の人、記念撮影に余念がない人。思いおもいに観光しています。

カモメがなつっこい

カモメがなつっこい

 

仙島という中島に上陸し、しばし自由時間。彫刻を眺めて、島に住み着いている猫と遊んでいたらもう時間です。船にもどると、小さな漁船が太湖で獲った小魚を売りに来ていました。ガイドさんによると、本当にここで漁をして生計を立てている人だそうです。地元の人の暮らしを垣間見られたことが良かったです。

 

太湖で漁をする人も

太湖で漁をする人も

お土産屋さんがぎっしり

お土産屋さんがぎっしり

淡水真珠店ショッピング

 

太湖遊覧後は近くの淡水真珠店でお買い物タイムです。いわゆるツアーにつきものの強制ショッピングですね。ツアー人数が多かったせいか、無理に勧められることもありませんでした。クリームなんかは、昔使ったことがありますが、品物自体は悪くはないです。ツアー参加者が数人だと、厳しいかもしれません。

 

昼食も近隣ですでにセットされているランチ。無錫料理ということでしたが、まあ…。ご想像にお任せします。

電動バイクの防寒グッズは必須

電動バイクの防寒グッズは必須

【蘇州市内観光】蘇州京坑大運河・寒山寺散策

 

昼食後はバスに戻り、次の目的地へ。

 

京杭大運河

京杭大運河(けいこうだいうんが)は、中国の北京から杭州までを結ぶ、総延長2500キロメートルに及ぶ大運河である。途中で、黄河と揚子江を横断している。戦国時代より部分的には開削されてきたが、隋の文帝と煬帝がこれを整備した。

完成は610年。運河建設は人民に負担を強いて隋末の反乱の原因となったが、運河によって経済の中心地江南と政治の中心地華北、さらに元のクビライ・ハーンによって軍事上の要地である涿郡だった大都(後の北京)が結合して、中国統一の基盤が整備された。この運河は、その後の歴代王朝でもおおいに活用され、現在も中国の大動脈として利用されている。

2014年の第38回世界遺産委員会でシルクロードなどとともに世界遺産リストに登録された。
(引用:Wikipediaより)

雰囲気のある運河沿い

雰囲気のある運河沿い

 

世界遺産なんですね。全く知りませんでした。運河沿いの民家が立ち並ぶ通りを15分ほど歩いたのですが、ホテルのあったあたりとはうって変わってさびれた様子です。水たまりが凍るほどの寒さなのに、窓も薄いガラス一枚。エアコンの室外機があっても、見栄のための飾りだとか。

 

人がすれ違うのがやっとくらいの通りを、バイクが次々と迫ってきますのでひやひやしました。正式にはバイクではなく電動自転車だそうです。この乗り物はどこでも見かけました。歩道をクラクション鳴らしながら走りまわるので、ちょっと怖いです。

 

車中でガイドさんから、上海の経済事情についてあれこれ話を聞きましたが考えさせられました。給与水準に対してマンションが高騰しすぎていること。受験加熱で教育費がとてつもなくかかること。車も高く、上海市内を制限なく走るには別に高額でナンバーを取得しなければならないこと。日本でぼんやりとニュースを見ていても、そんな情報は素通りです。ほんのちょっとですが、現地に身を置くことはやはり何かしらの刺激になります。

 

道端で果物も売られている

道端で果物も売られている

寒山寺散策

寒山寺

寒山寺

 

寒山寺

寒山寺(かんざんじ、簡体字: 寒山寺、拼音: Hánshānsì)は、中国江蘇省蘇州市姑蘇区にある臨済宗の仏教寺院。

蘇州の旧市街から西に約5キロメートル、蘇州駅南南西3キロメートルの土地にあり、寒山拾得の故事で名高い。楓橋路に面しており、唐代の詩人・張継(ちょうけい)が詠んだ漢詩「楓橋夜泊」(ふうきょう やはく)の石碑があることでも知られる。

この詩は都落ちした旅人が、蘇州西郊の楓江にかけられた楓橋の辺りで船中に泊まった際、旅愁のために眠れぬまま寒山寺の鐘の音を聞いたという様子を詠ったものである。

月落烏啼霜満天
江楓漁火対愁眠
姑蘇城外寒山寺
夜半鐘聲到客船

月は西に落ちて闇のなかにカラスの鳴く声が聞こえ、厳しい霜の気配は天いっぱいに満ちている。運河沿いに繁る楓と点々と灯る川のいさり火の光が、旅の愁いの浅い眠りにチラチラかすめる。そのとき姑蘇の町はずれの寒山寺から、夜半を知らせる鐘の音が、旅人である私の乗る船にまで聞こえてきた。

(引用:Wikipediaより)

 

この詩で有名なお寺です。

 

『蘇州夜曲』で三番に出てくる「涙ぐむよなおぼろの月に 鐘が鳴ります寒山寺」のアレです。ほかにも、羅漢堂や大みそかの鐘突きで知られています。観光客でも、5元で2回鐘を突かせてもらえます。1度につき10才若返るとか。ありがちですが、やっちゃいます。

寒山寺

寒山寺

 

鐘は2階建ての黄色い建物の中。子どもと一緒に、私も突いてきました。タイミングが人によってさまざまで、せわしなく突くひともいれば、余韻を残す人もいて個性が出ます。

 

足の速さで知られる韋駄天(いだてん)も祀られていて、マラソン好きの夫が熱心にお祈りしていました。私はお布施代わりに白檀のお線香を購入。パッケージデザインもお気に入りです。ここ楽しかった。。

 

虎丘ちょっとだけ見学

 

中国のピサの斜塔と評されている「虎丘」。入場せずに、遠目から姿を眺めるにとどまりました。ですので、「斜めだねぇ」という感想しかありません。あしからず。この後、バスで戻りがてら夕食。「蘇州料理」でしたが、まあ…。

料理には期待しない方が…

料理には期待しない方が…

ホテルへ 近所散策

 

オプショナルツアーに参加しなかったので、2日目の観光は終了。ホテル着は19時半ころ。子ども連れなので、無理せずゆっくりお風呂に入り早めに休むことにしたのです。ビールやお菓子を調達しにちょっと近所を散歩したくらいです。

 

夫はまだ物足りなかったらしく、夜はホテル周辺の散策。朝は早朝からランニングしていました。ランの記録がGPS連動で地図に残るとかで、1人悦に入っています。価値観はそれぞれですから…。元気だなぁ。

 

上海のインターネット事情

 

ホテルでは無料のWi-Fiも問題なく使えました。事前に調べたところ、政府の規制がかかっているのでgoogleやyahooなど使いないとか。確かに使えないサイトもありましたが、gooなんかは日本と変わりなくつながります。工夫すれば不便はないかと。

 

コンセントも各国対応ですので、ある程度のランクのホテルならば旅行用のプラグはなくても大丈夫。

 



【上海3日目】上海市内観光 ハイアットリージェンシー上海嘉定泊

3日目は朝食後、荷物をまとめスーツケースを持って上海市内へ移動します。

 

シルクショッピング

 

国公認のシルク工場ということで、スタッフさんがシルクの歴史から製造工程まで案内してくれます。その後は布団などの販売となるのですが、さほど押しも強くありません。最後に案内されたエリアでは、衣類や小物などが豊富で買ってもいいかなという品がいくつか見つかりました。

 

外灘(わいたん)散策

外灘

外灘

 

外灘(ワイタン、拼音: Wàitān、がいたん)あるいはバンド(英語名:The Bund)は、中国・上海市中心部の黄浦区にある、上海随一の観光エリアである。黄浦江西岸を走る中山東一路沿い、全長1.1kmほどの地域を指す。

この一帯は19世紀後半から20世紀前半にかけての租界地区(上海租界)であり、当時建設された西洋式高層建築が建ち並んでいる。租界時代の行政と経済の中心であったことから現在も官庁と銀行が多いが、ジョルジョ・アルマーニやカルティエなどの大型旗艦店や、租界時代のレトロな雰囲気を売り物にしたバーやレストランなどが建物の中に入るようになり、お洒落な街並みに変貌しつつある。

(引用:Wikipediaより)

 

上海を代表する観光スポットの「外灘」。川沿いのデッキから向こう岸に見える近代的なビル群と、手前側の歴史的建造物の対比がなんともユニークです。ツアーの工程の中では昼の外灘散策だけだったのですが、せっかくだからと夜景も見せてもらえました。

 

世界各国の観光客がごった返しているので、お互いに写真をとってあげたりもらったり。「我 愛 上海」と表示しているビルもあり、ベタな観光地っぽさが素敵です。

 

豫園商城(よえんしょうじょう)散策

週末は混み合う

週末は混み合う

 

東洋随一の名園として名高い上海の観光地が、豫園(よえん)。「豫園商城(よえんしょうじょう )」は、庭園の周りにひろがる商業エリアを指しています。どこか懐かしい雰囲気の明・清代様式の街並みを感じさせ、そぞろ歩いているだけでいにしえにタイムスリップしたかのよう。

 

ただし、中国でも人気のスポットで、週末には人でごった返します。B級品のおもちゃから高価な工芸品、地元グルメまで何でもござれな雑多な商業エリアで、眺めていて飽きません。長い行列の小籠包屋さんがあったのですが、時間がないとあきらめていたらほかの参加者さんから子どもが分けてもらいました。本場の味だったそうです。そりゃそうだ。

 

ちなみに、直前に豫園の中で飲茶のランチだったのですが、それがどうも…。その分、食べ歩きの楽しみが倍増したかもしれません。

 

ラテックス店・お茶ショッピング

 

1つの店舗の別々のエリアで、お買い物の時間です。ラテックスとは要するに寝具ですね。テンピュールなどの仲間の、高反発のマットレス。10万円ほどのセットをお買い上げの方がいました。ちょうど買い替えの時期の方などはお好みで。

 

お茶はきき茶をしながら、気に入った銘柄があれば購入。実際に10種類以上味見できるのはいいですね。空港でも置かれている銘柄でした。

 

●新天地(しんてんち)散策

新天地

新天地

上海市街区の石庫門と呼ばれる、古い建物が残る地域を再開発して2000年に開業し、いまはレストラン、ショッピングセンター、事務所ビル、住居用マンションを含んでいる。

夜のバー街が特に有名になって、上海の観光名所ともなっているので、大変混んでいる。敷地は興業路によって北里と南里に分かれている。

(引用:Wikipediaより)

 

上海のおしゃれスポットです。確かに並ぶお店も海外ブランドやハイセンスなファッションブティック。カフェもこじゃれた大人向けの雰囲気です。恋人同士で行くにはぴったりですが、小学生にはちょっと楽しめる場所はないですね。

 

「成隆行蟹王府」で上海ガニのコースの夕食

上海ガニのコース

上海ガニのコース

 

冬の上海の名物と言えば「上海ガニ」! せっかく冬に上海に行くのならば、食べなければ悔いが残ります。このツアーでは上海でも知名度が高い「成隆行蟹王府」でコース料理をいただきます。地元でも50年以上続いているお店だとか。

 

上海ガニと相性が良いといわれる紹興酒を、まずは注文。子ども用には烏龍茶をオーダーしたのですが、まさかのサントリーのペットボトル。こんなところで出会うとは思いませんでした。

上海ガニのコース

上海ガニのコース

上海ガニのコース

上海ガニのコース

料理が出てくる間隔はちょっと早すぎましたが、お味はなかなかのもの。どれもすんなりと体に入ってくるような滋味深さ。3日目にしてようやくおいしい食事がいただけました。満足。

 

中盤から、店の奥のステージで中国楽器での演奏も始まり演出も素敵でした。ただ、選曲が微妙でなぜか日本のド演歌ばかり。年配の日本人客が多かったからゆえのサービスなのでしょうか。中国らしい曲目が聞きたかったなぁ。フロアスタッフさんらは、みなさん素朴な感じです。地方から出てきている若者でしょうか。食事の感想を伝えたら、ほほえんでくれました。

 

自分で選ぶことも

自分で選ぶことも

●オプショナルツアーで上海雑技団鑑賞

上海雑技団

上海雑技団

上海観光の定番中の定番、「上海雑技団」鑑賞。

 

長崎に住んでいるとランタンフェスティバルやなにかで、中国からやってきた人の雑技を見る機会に恵まれます。それでも、本場はすごかった。光と音の演出、命がけの妙技に手に汗握りました。

 

特筆すべきは、大きな球体のなかをバイクで爆走する技。サーカスで2、3台までなら見たことがありますが、ここでは8台も狭い中で走行するのです。一歩間違えれば大惨事です。ガイドさんの話によると、前の月に布で宙づりになる別の演技で落ちた人がいたとか。ホントに命がけです。幼いころから訓練し、毎日修練して身につけたパフォーマンスは、確かに一見の価値があります。

上海雑技団

上海雑技団

ステージをぐるりと囲むように座席があり、正面前は高額です。ですが、お芝居ではないので正面ではなくても鑑賞に支障はありません。空きがあれば、ベストの席でなくても見て損はないです。というか、見ないともったいない。

 

ハイアットリージェンシー上海嘉定

落ち着いた内装

落ち着いた内装

ハイアットリージェンシー

ハイアットリージェンシー

 

雑技団、外灘の夜景を観光しホテルに向かうのですが、これが遠い。上海中心部から、1時間半くらいかかりました。次の朝の出発も早いのだから、寝るだけです。それなのに、わざわざ遠くのホテルまで行く必要性あるのかはなはだ疑問でした。

 

ハイアットリージェンシー

ハイアットリージェンシー

バスルームが豪華

バスルームが豪華

 

しかし、到着するとさすがハイアットリージェンシー。2018年の8月にオープンしたばかりとあって、建物自体も新しくオリエンタルテイスト漂う洗練された内装です。フィットネスやプールも見てみたかったのですが、なにせすでに11時過ぎ。いつもなら、子どもはもう夢の中の時間です。真っ先にシャワーを済ませさせ寝かせました。

 

大人も設備を物珍しくチェックしまくっていたのですが、旅の疲れには勝てず…。寝坊しないようにと、せっかくの部屋を満喫することなく寝てしまいました。まあ、寝心地は良かったです。アメニティも質の良いものが選ばれていました。スリッパやドライヤー、バスローブも用意されています。Wi-Fiも申し分ありません。

 

一番気に入ったのが、バスルーム。シャワーブースが分かれているタイプが好きなのですが、ハイアットリージェンシー上海嘉定は浴槽も深くて広いもの。シャワーの水圧も滑らかさも好みです。

 

なかなか正規の値段では泊まれないので、体験としては面白いです。エレベーターの表示にあった、フィットネスの利用料金からしても気軽には利用できないかなぁ。朝食をとる時間がないので、ホテルで用意してもらった軽食をバスの中で食べ一路空港へ。あっという間に3泊4日の上海旅行は終わりです。

 



子どもと行く上海旅行ツアー まとめ

 

・ツアーならばお任せで楽らく
・迷子にだけ注意!
・好き嫌いの多い子・アレルギーのある子は向かないかも
・短い旅でも子どもの好奇心が育つ

 

子どもを連れての初めての海外旅行は、何かと心配ですがツアーならば大丈夫。道に迷うこともないし、言葉の問題もありません。移動も基本バスですので、車酔いさえ事前に対策すれば恐れることはないかと。

 

子ども連れで気をつけたいのが、迷子。ツアー参加者のなかでも小学生のお子さんが4人ほどいたのですが、やはり何度か集合時間に現れないことがありました。子どもは気になったことがあると夢中になってしまうので要注意です。込み合う場所では、小さい子は親御さんが手をつないでいる方が安心です。

 

ツアーの食事は、時間短縮のためあらかじめ決められています。メニューの詳細やアレルギー表示もありません。辛みのある食事もあります。子どもだからといって、個別に食事の配慮はしてもらえないので各々で対処する必要があります。ですので、好き嫌いの多い子どもや、アレルギーのある場合には向いていないと思います。自己責任で。

 

たった3泊4日の、しかもツアー旅行ですが、子どもなりに大きな刺激を受けたようです。ニュースで中国の話題がでると、どのあたりの都市かと地図を見るようになりました。通貨も何だっけと興味を示したりしています。街で外国の人を見かけると、どこの国の人かと気にもします。英語圏以外の世界もあると気が付いたようです。

 

行く前はなかなか踏み出せませんが、実際に行ってみると楽しかった思い出ばかり。子どもが中学・高校になれば家族旅行のチャンスもぐんと減るでしょう。みなさんもタイミングがを逃さず、家族で楽しめる時間を大切にしてくださいね。