✔ 小学生の「算数先取り学習」
✔ 「算数の苦手克服」
これらの対策としてRISU(りす)算数が気になっている方向けの記事です。

RISU算数がいいって聞いたけど、実際のところが気になりますよね。試しました!
子どもは、塾には通わず家庭学習で学んでいる小学5年生。最近少し算数に苦手意識が芽生えています。母親の私も文系で、そろそろ教えるのも難しくなってきたと感じています。
AERA Kidなどで効果的と紹介されている「RISU(りす)算数」を試してみることにしました。最初の実力テストの様子を、子どもの感想を交えて口コミレポートします。
RISU(りす)算数の進め方
タブレット一式が届く


タブレット、タッチペン2本、電源アダプタ、説明書が入っています。
RISU(りす)算数にお試し体験を申し込むと、タブレット、タッチペン、アダプター、薄いリーフレットが届きます。
タブレットはRISU(りす)算数用にしか使えないようになっています。基本的に子どもに持たせて管理を任せる場合、よけいなアプリを入れて遊んだりされては困ります。最初から教材しか入っていませんし、ダウンロードなどもできません。子どもに持たせても安心です。
タブレットの電源を入れたら即「実力テスト」

すぐ始まっちゃうので、まずは親が操作して!

タブレットは充電済みでしたので、電源を入れて即実力テストが始められます。ただし、コレがちょっと曲者。
新しい教材が届いて、物珍しさで何の準備もないままに実力テストを始めてしまいがちです。するとどうなるか。タッチペンの使い方に慣れていないばかりに、画面のちがう場所をタッチしてしまうことも。意図せず回答前に次に進んでしまったり…。これでは正しい実力が測定できません。
また、もう1つ注意して欲しいことが。それは、落ち着いて実力テストに取り組める時間を十分にとることです。

最初はやりにくかったけど、操作はすぐ慣れた。
ペンでの入力がちょっとやりづらい…。
指でタッチしても反応するから、そっちの方がラク。
タブレット画面の空いているところに計算はできるけど、切り替えが面倒。
高学年ほどテストに時間がかかると心得て
うちの場合は5年生の後半なので、テストの問題数もそれに応じて増えます。小学1年生から小学5年生の単元の半分ほど。送られてきたリーフレットには「テスト目安時間30分から1時間」とありました。しかし、うちの場合は2時間近くかかってしまいました。
原因は、私が「入力ミスやケアレスミスをすると、正しい結果が出ないから気をつけてね」と脅かしたせいもあります。慣れないタブレットで入力ミスしないようにと、一度紙に計算してから答えを入力する方式をとったせいもあるでしょう。そもそも計算も遅いのですが。
せいぜい1時間とふんで取り組んだものの、1時間を過ぎても全く終わらない。1時間半を超えるころには親子で疲れてきました。途中休憩を入れながら、何とか最後までたどり着けました。

学校のテストより疲れる…。長かった。
(1時間経過)そろそろ疲れたー。
(1時間半経過)まだ終わらないの??これ4年生でやったとこだよ。飽きてきて計算適当になりそう。
(終了時)やっと終わったー!やったー!!…これ6年生ならもっとかかるの?
実力テスト終了後からはそれぞれのステージへ


理解していたところでも、時間があくと忘れていました。
実力テストの結果に応じて、それぞれがスタートするステージが決まります。RISU(りす)算数の特徴として、学年ではなくその子の理解度に応じて学習が進められる「無学年制」があります。
つまり、今5年生だろうが、4年生で習う単元でつまずいている部分があればそこから始めるわけです。わが家の場合も少数の計算でまちがえていたので、4年生コースの少数ステージから始めることとなりました。といっても、理解できていない部分のみですので、数回学習すれば5年生コースに進むことができました。
「面積」「少数のかけ算」などにステージは区分されています。実力テストで正解できた部分は「テストでクリアずみ」と表示されているのでとばして先に進みます。
ステージは「解説」「問題」がセットなので自習しやすい

初めてなので、親も子どものそばで様子を見ていました。ステージの最初でイラストや図を交えた分かりやすい解説がまずあります。理解してから、練習問題を解くという流れです。
問題数はだいたい3問程度。1つのステップを5分から10分程度でポンポンとリズムよく進めていけます。正解すると小気味よい効果音と100点!の表示。子どもも気分よく取り組めています。

このくらいなら、やってもいいかな。
イラストつきで解説が見やすい。
1つのステージの量がちょうどいい。
正解すると褒められてる感じ。
ステージを自分で選べるのがいい。
RISU(りす)算数ならでは!大学生チューターからの動画指導

実力テスト終了後の夜に、さっそく大学生チューターからの動画が親の元に届きました。チューターさんらの自己紹介と、まちがえた部分のサポート動画などです。
動画はそれぞれ数分で、日常出てくる内容と関連付けて説明してくれるので分かりやすいです。子どもにとっても、親や先生よりも自分と歳が近いお兄さんお姉さんからのメッセージは素直に聞けるようです。
動画は何度もくり返し見ることができます。苦手な点は、後でもう一度見直すことも可能です。
この動画は「概数の計算」についてです。
分かりにくい「商の見当のつけかた」や「上から3桁の概数にするときはどこまで計算するか」「0.123などのときはどこから数えるか」などの、つまずきポイントを丁寧に説明してくれています。
親が教えると、なかなかここまで丁寧には教えられません。

先生それぞれ個性ある!なんか早稲田の先生多い?
純粋におもしろい。
(小難しくなく)勉強っぽくない。
いろんな人が出てくるのがいい。
自分で(動画を)探さなくていいから便利。
何事も「お試し体験」は必須!子どもがやらなければ意味がない


いい教材だと思う。でも、やるのは親じゃなく子ども!
何もわざわざ言うことではないかもしれません。ですが、わが家ではときどきやらかしてしまう失敗です。
子どものためにと、親が一生懸命あれやこれやと調べて「これぞ!」というモノを見つけたとします。内容も確かで世間の評判もいい。ですが、子どもにしては知ったこっちゃない。
子どもは興味がないモノは、やれといくら口うるさくいっても聞く耳をもちません。親が躍起になるほど、子どもは頑なになってしまいます。しぶしぶやったとしても、効率は悪く結果身につきません。ためになるからと買い与えた本など、見事に積読です。
だからこそ、よそのお子さんが夢中になったとしても、RISUで成績が上がった子がいたとしても、それはお宅のお子様ではありません。
タブレットを操作し、問題を解き進め、先生からの動画を見て、お子さんがどう感じるか。面白いと思うかどうか。それが全てです。最終判断は、お子さんの反応や意見をもとにしてください。